人生が変わっても、生きづらさは消えなかった話
生まれてからずっと、生きづらかった。
理由はうまく説明できないけど、
どこにいても少しだけ浮いている感覚があった。
ちゃんと笑ってるし、ちゃんと会話もしてる。
でもどこかで「これ本当に自分?」って思ってる。
周りに合わせて生きることはできるけど、
合わせれば合わせるほど、自分が薄くなっていく感じがした。
だからずっと、どこかで思ってた。
「このままでいいのかな」って。
そんな自分を変えたくて、動いた。
何かを成し遂げたいとか、成功したいとか、
正直そこまで大きな理由じゃなかった。
ただ、もらったものを返したかった。
ここまで生きてきて、
助けてもらったこととか、支えてもらったこととか、
たくさんあったから。
それを、自分で終わらせたくなかった。
だから、誰かに渡したいと思った。
恩返しとか、恩送りとか、
そういう言葉がずっと頭にあった。
結果として、人生は変わった。
一時期は、月100万くらい稼げるようになった。
今まで見たこともない金額だったし、
生活も変わったし、関わる人も変わった。
「ちゃんとやれば変われるんだ」って思えたし、
あのときの自分は確かに、前に進んでいたと思う。
でも、同時に違和感もあった。
思ってたのと、ちょっと違った。
お金があれば、
もっと自分を好きになれると思ってた。
何もない自分に存在価値が生まれ、
家族や友人に認められる、
そう強く勘違いしていた。
何かを達成すれば、
この生きづらさも消えると思ってた。
でも実際は、何も変わらなかった。
どれだけ結果を出しても、
どこか満たされない。
どれだけお金があっても、
自分のことを認められない。
「まだ足りない」って思い続けてる自分がいた。
気づいたら、また無職になっていた。
あれだけ変わったはずの人生が、
また元に戻ったような感覚だった。
でもたぶん、戻ったわけじゃなくて、
ずっと同じ場所にいたんだと思う。
外側ばかり見ていた。
お金とか、結果とか、評価とか、
分かりやすいもので自分を満たそうとしてた。
でも、それじゃ心は埋まらなかった。
じゃあ何で満たされるのかって聞かれても、
正直まだよく分からない。
今も、自分のことを認められてるとは言えないし、
生きづらさが消えたわけでもない。
たまに思う。
生きててもいいし、
生きなくてもいいなって。
どっちにも、そこまで執着がない。
前みたいに「絶対こうなりたい」っていう強い気持ちも、
今はあまりない。
でも、それでもいいのかなとも思ってる。
無理に意味を作らなくてもいいし、
無理に前向きにならなくてもいい。
前を向くことだけが正解ではない、
後ろに下がって過去に囚われて、
考える時間を取ったっていい。
ただ一つだけ、決めていることがある。
これからは、
自分の心をちゃんと豊かにしていきたい。
外側じゃなくて、内側を。
自分の心を豊かにしよう。
お金でも、結果でもなくて、
ちゃんと「自分でいられる感覚」を大事にしたい。
うまく言葉にできないけど、
たぶん今はその途中にいる。
完成してないし、答えも出てないけど、
それでもいいと思ってる。
もし今、同じように生きづらさを感じてる人がいたら、
無理に変わろうとしなくてもいいのかもしれない。
変わっても、全部が楽になるわけじゃないから。
それでも、少しずつでいいから、
自分の心が楽になる方向に進めたらいいなと思う。
私も、まだその途中だから。
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