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「気づけばまたエチオピア」


コーヒーを選ぶとき、気がつくとエチオピアを手に取っていませんか?苦みが少なくて、紅茶やフルーツみたいな香りがするのがエチオピアの魅力です。苦みが控えめで、まるで上質な紅茶や新鮮な果実を思わせる華やかな香り。エチオピア産の豆には、多くの人を惹きつける理由があります。
本記事では、これまでのコーヒーの固定観念を覆すエチオピア豆の特性や多くの人がつい選んでしまう理由をわかりやすく解説。自分が「美味しい」と感じる根拠を紹介します。次回からの豆選びがさらに奥深いものに変わるはずです。


多くの人がエチオピアのコーヒー豆を選んでしまう3つの理由
コーヒーのイメージを変えるフルーティーな香りと酸味
エチオピア産のコーヒー豆が人々を惹きつける理由は、ベリー系やシトラス系に例えられる豊かで華やかなアロマにあります。「コーヒーは苦くて重厚な飲み物」というイメージを塗り替えるようなすっきりと透明感のある口当たりが大きな魅力。
一口含めばフルーティーな甘酸っぱさが広がり、果実ジュースやハーブティーを味わっているかのような新鮮な驚きを覚えるはずです。この軽やかな味わいがあるからこそ強い苦味が苦手な方にも広く受け入れられ多くのリピーターを生んでいます。
サードウェーブコーヒーによる浅煎りトレンドの定着
近年の人気拡大を後押ししたのが、サードウェーブコーヒーというブームです。それぞれの農園や品種が持つ本来の個性をそのまま表現するこの流れにおいて、個性がはっきりしているエチオピアはまさに主役。
豆が秘めるフルーティーな魅力をしっかり引き出す「浅煎り(ライトロースト)」が流行ったことでエチオピア豆はさらに人気になりました。現在では、街中のカフェや自家焙煎専門店で見かける機会も増え日常の選択肢としてごく自然に買いやすくなりました。
2つの精製方法が生み出す豊かな風味のバリエーション
収穫後の加工プロセスである「精製方法」の違いによってまったく違う味わいを楽しめる点もエチオピアの強みです。
主流となっているのは、果実をつけたまま乾燥させる「ナチュラル(非水洗式)」と、果肉を除去してから水で洗い流す「ウォッシュド(水洗式)」の2種類。ナチュラルは濃厚なベリーの風味や赤ワインのように芳醇な甘さが際立つ一方、ウォッシュドはジャスミンやレモンティーのような透き通った清涼感が魅力です。
同じ生産国でありながらその日の気分やシチュエーションに応じて最適なキャラクターを選び分けられる奥深さが、人気の理由の1つです。


エチオピアコーヒーの背景にある歴史と代表的なブランド
「コーヒー発祥の地」が育む豊かな野生種
エチオピアは、現在世界中で広く親しまれているアラビカ種コーヒーの原産地として知られています。この広大な大地には、何百年も前から手つかずの大自然の中で息づいてきた野生のコーヒーノキが、今なお数多く自生しています。
エアルームと呼ばれる野生種は、品種改良されていません。そのため、他の生産国にはない複雑で個性的な風味が生まれます。歴史が紡ぐストーリーと雄大な自然の恵みが溶け合うことで、エチオピアの豆ならではの唯一無二の深みが表現されています。
世界中で愛される「イルガチェフェ」
エチオピアが世界に誇る名門ブランドとして外せないのが、「イルガチェフェ」の存在です。このエリアで丁寧に育てられた豆は、群を抜くフローラルなアロマと紅茶を思わせる気品ある余韻を放ち世界中のバリスタや愛好家から極めて高い評価を獲得しています。


エチオピアの豆をさらに美味しく楽しむための選び方
飲みたいシーンや気分に合わせて精製方法を選ぶ
エチオピアの豆を実際に手に入れる際は、その日のスケジュールや楽しみたい時間帯に合わせてパッケージに記載された精製方法に着目してみるのがおすすめです。
例えば、爽快に目覚めたい朝の時間や、集中して作業を進めたいときの一杯には、クリアな酸味が心地よく響くウォッシュドがベストマッチ。反対に、穏やかに過ごす休日の午後やお気に入りの焼き菓子と一緒に楽しむ贅沢なひとときには、華やかな香りと濃厚な甘みが広がるナチュラルが最適です。自身のライフスタイルにそっと寄り添う精製方法を選ぶだけで、日々のコーヒータイムの満足度はさらに高まります。
焙煎度は個性が引き立つ「浅煎り〜中煎り」がおすすめ
エチオピアの豆が本来持っている魅力を楽しむなら、焙煎の度合いは「浅煎りから中煎り」を選ぶのがおすすめです。熱を加えすぎないマイルドな焙煎にとどめることでエチオピア豆が本来持っているフルーティーな酸味や、まるで花のような繊細な香りを壊さずに抽出できます。
深煎りに仕上げると心地よい苦味やどっしりとしたコクが強くなる一方、この豆ならではの繊細な味は控えめになりがちです。まずは個性が最も分かりやすく現れる浅煎りから試してみて、ご自身の好みに合致するバランスの1杯を見つけてみてください。


まとめ
エチオピアのコーヒー豆が多くの人に選ばれる背景には、これまでの枠組みを超えたフルーティーな香り、近年の浅煎りトレンドと精製方法が生み出す豊かなバリエーションが存在します。
味だけでなく、歴史や精製方法を知ることでコーヒーはもっと楽しくなります。
僕はコマンダンテで挽いたエチオピアが最高に好きです。今日はケニアにしようかな?と思っても浮気できずに選んでしまう…困った相棒です。
きっとこれからも、気づけばエチオピアを手に取っていると思います。

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